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2016年08月26日

渡部昇一さんとマーフィー

お久しぶりです。


徒然草で「家の作りやうは、夏をむねとすべし」とはよく言ったもので、私も今年まだ続いている猛暑に死にそうな思いで過ごしています。


子供の頃には30度を超えると暑いと思っていたが、最近では天気予報の最高気温の予想が30度だと涼しそうだと思うようになってしまいました。

昔は冗談のように、「きょうは暑いから、デパートか銀行にでも行って涼もうか」などと友達と言っていましたが、齢を重ねると人が多いところに行くのも嫌だし、銀行などに行って「何の御用ですか?」と訊かれても恥ずかしいので、今年の夏の休日には、時々近くにある図書館の分室に行くようにしていました。


市の中心部にある本館の方はインターネットで検索や予約もでき、蔵書も桁違いに多いが、残念ながらあまり涼しくない。

それに比べ分室の方は、座る席も10席余りで図書の数も少なく、「教養」「保健」「児童書」「新書」などの大まかな分類で最近の本は置いていないが、とにかく30分もいると寒くなるくらいなので、涼みに行くには最適なんです。


先日そういう訳で机の席に座って本を読んでいると、みっともない格好をして野球帽のようなものを被った厚かましそうな高齢おやじが荒々しく入ってきて、端をアルミのバインダーで吊るしてある新聞を、大きな音とともに机の上に投げ出して私の隣に座り、パシャ―、パシャーと素早く新聞をめくる風圧が来て閉口しましたが、私も人のことは言えない動機で来ているので、偉そうに言える義理ではない。腹も立たなかったし。


案の定、その人は10分ほどで帰って行った。

ここは市の施設なので、建物の中には「トレーニングルーム」「囲碁・将棋の部屋」「何とか教室」などいろいろ入っており、その途中で立ち寄ったのでしょう。



そんな感じの図書館の分室ですが、ふらりと10年くらい前の本に出逢えるのは思った以上に楽しかった。


先日友人から、五木寛之さんと石原慎太郎さんが同じ生年月日だと聞いたが、そこに五木寛之の『私訳 歎異抄』(だったと思う)があったので読んでみたところ、終段の編集者との対談のところで、確かに本人が「石原慎太郎さんと同じ1932年9月30日生まれ」と言っていた。

デビューした時期が違うためか、五木寛之さんの方が大分若いイメージだったが、同い年なんですね。



ここからが表題に関係してくるんですが、別の日に、渡部昇一さんの『95歳へ!』という本をたまたま手に取ったところ、「60歳前後になったら、95歳まで生きると考えて、どのような生き方をするか考えておく必要がある」というような話だったと思いますが、「マーフィー」の話が出てきて少し驚いた。


別に渡部昇一さんのファンではなく、昔『知的生活の方法』という本を読んだくらいで、どういう人物かはよく知らないのですが、最近のnetや週刊誌の新聞広告を見ると、保守の論客というような感じで紹介されていることが多いようです。


『知的生活の方法』は単行本でなく新書で出版されたのもうれしかったことを覚えています。

買った翌日に同じ書店に行ったら「品切れ」になっていたので、かなり売れたのだろうと思います。


話を戻して「マーフィー」ですが、私よりも知っている人も多いと思うので、恐縮ですがまた曖昧な記憶で書くので違っていたら指摘してください。


マーフィーはキリスト教の牧師で、「成功の法則」シリーズの本を多く出版しています。

私流に簡単に言うと、例えば将来自分が金持ちになっているイメージなどを毎日描いていると、潜在意識に働き掛けてそれが実現することになる、ということのようです。


私も学生の頃、そのシリーズの本を買って読んだことがありますが、当時、将来にあまり希望を持っていなかったせいか、そのような成功を収めることもなく現在に至っております。

ただ、何て言うか、仏教でもキリスト教でも煩悩とか過剰な欲望は戒められていた気がするので、少し抵抗があったことは覚えています。

牧師さんが現世利益を説くというのはどうかなぁ、という感じでした。


それで、『95歳へ!』を読んでみると、渡部昇一さんが英国留学中に本屋で見つけた非常に気に入った本がマーフィーの本だったということで、帰国後、縁があって翻訳して出版したと書いてある。

「訳者の『大島淳一』は、若い頃の私のペンネームだ」とも書かれており、かなり驚いた。

どう考えても、イメージが一致しない。


それで、「マーフィー100の成功法則」(大島淳一著)という本があったので、借りて読んでみた。

これは、マーフィーの翻訳本ではなく、今までのマーフィー本のエッセンスをまとめたものだそうだ。


ところで、面白いことに気がついた。

この中に書いてある「私の知っている日本人の青年はしきりにアメリカに行きたがっていました。・・・アメリカに行くことになりました。」の話は、ご自分のことだということが分かった。

なぜなら、『95歳へ!』で自分の体験としていて書かれているから。


なかなかその気にさせる本でもあり、私も潜在意識への働き掛けをしてみようかな、と密かに思ってみたりしています。



昔、マーフィーの何かの本を読んだ時に、聖書の百人隊長の話が出てきたのを思い出した。

私の記憶が正しければ、部下の病気を治すために百人隊長(部下が100人のローマ軍の隊長)がイエスにお願いした時の話です。

マーフィーの本の記述では、イエスは「もし、できますれば、部下の病気を癒してください」と言った百人隊長に対し、「もし、できればと言うのか。信じる者は山でも動かせる」と言って病気を癒したというように書いてあったと思うが、少し曖昧で申し訳ありません。


この「山を動かす」という話は、晴佐久神父の説教の動画でも見たことがあって、その時の神父の説明では、「1ミリでも動けばいい」という話で、私は「山が1ミリ動いたとして、どういう意味があるのか?」よく分からなかった覚えがあります。その時にも百人隊長が出たかどうか不明です。

これも勘違いの記憶かもしれず、申し訳ないです。


この辺りのことは、私の中で上手く整理できていないので、もし詳しい方がおられたら教えていただければありがたいです。こことここを参照してみたらいい、ということでも構いません。


ということで、いつもどおりダラダラとまとまりなく終わります。



[おまけのクイズ]

 次の文を和訳しなさい。

 To be to be ten made to be.


大昔からある問題で、ご存知の方も多いと思います。私も英語の授業でシェイクスピアを習った後、やられました。

答えは次回に載せますが、netで調べればいっぱい出てきます。



ラベル:読書 涼む
posted by いわし雲 at 01:51 Comment(2) | TrackBack(0) | 文学等・書籍 | 更新情報をチェックする

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