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2017年04月01日

IQ検査、心理検査

20年くらい前に心療内科に入院したことがありましたが、その時に受けた心理検査について、少し書いてみます。

主治医である若い女性の研修医との相性は余り良くなかったんですが、その原因を後で、自分なりに冷静に考えてみると、研修医からの療養計画のようなもの ーーー例えば「あなたは今、こういう状態と考えられるので、このようなことに注意しながら治療を行っている。今後このような状態になれば、こういう治療を試みる。それで症状の改善が見られれば、こういうことに気をつけながら通院治療に切り替えたいと考えているが、患者であるあなたの意向はどうか?」といった説明がまったくなかったことが、一因だったと思います。


それで、ある日突然、その研修医から「心理検査を受けてみますか?」と訊かれた。
何のために検査を行い、その結果がどのように治療に反映されるのか、といった説明は、やはり例の如くまったくなかった。
拒否することもできると言う。

「なんじゃ、そりゃ」と思ったが、一応検査内容について訊いてみた。
IQ検査とロールシャッハテストを行うと言う。
面倒くさいと思ったが、好奇心の方が優って受けてみることにした。


間違っているかも知れませんが、私の認識は次のようなものでした。

(1)IQ検査
年齢にふさわしい知識や理解力を持っているかどうかを測定する検査で、100が標準。
デジタルで1桁まで表示することには疑問があるが、自分の検査結果が100を切ると嫌。
知的障害の判定などには意味があるのかも知れないが、私は余り信用していない。
例えば、ませた中学生が高校生になって初めて知るようなことを沢山知っていると、数値は非常に大きくなるような気がするが、それが生涯続くかどうかは疑問。
IQが高いことが必ずしも優秀ということではなく、まして、人としてより大事な人間性とは関係ないと思う。

(2)ロールシャッハテスト
学生の頃、心理学のテキストで簡単に触れていたのを見たことがある程度で、インクの染みで本当に人の性格や内面が分かるのか疑問。


この程度のことしか思いつかなかったのですが、逆にどんな方法で検査を行うのか、どのような結果・判定が出るのか、と興味が湧いたので、この心理検査なるものを受けてみた。

検査当日、検査室に入ると白衣の女性の臨床心理士?がおり、テーブルで向かい合っての私と2人だけでの検査だった。
筆記試験かと思っていたが、口頭での質問・回答だった。

①IQ検査
暗算などの質問があり、あと覚えている質問は、「1年は何週間ですか?」「東京~大阪間の距離は大体どれくらいですか?」といったものだった。
テーブルの上には何もなく、臨床心理士の人がテーブルの下でメモしたり、ストップウォッチで回答するまでの時間を計っていたようだった。

漢字を見せられて、「叢書とは何ですか?」と言われて一瞬考えたが、「有斐閣叢書」というのがあったのを想い出し、適当に答えた。
以上で終わりだった。

②ロールシャッハテスト
実は検査を受ける前に、以前どこかで読んだ記事を思い出してしまった。
それは、「2匹の犬」とか「草原の大樹」などという具象物を答えるのは言わば単純な思考であり、抽象的なものを答える方が高度な思考の内面を示すという意味に私が勝手に解釈していた記事です。

思考が単純であろうがなかろうが大した意味はなく、知性とか人間性とも関係ないと思いますが、その時は見栄から、「すべて抽象的なもので答えてみよう」と決めていた。

検査はインクの染みのような絵柄を印刷した冊子を見て、何に見えるかを次々に答えていくという内容だった。
何と答えたかよく覚えていませんが、例えば「歪曲された正義」などと訳の分からない回答をしてみたところ、「はい」と言われて問題なく次の頁に行くという感じだったので、調子に乗って「平和への祈り」「哲学と文学の融合」などと適当に答え、10頁くらいで終わった。

これで検査が終わったと思ったのが甘かった。
「それでは先ほど答えられた内容について、絵柄を見ながらどこがそのように見えるのか説明してください」と言われてしまった。

「えっ?そんなことは先に言っといてよ」と思ったが、後の祭り。先ほど何と答えたかもよく覚えていない。

「下部の円みを帯びたところが正義で、本来、真円になるべきところが、上部から出た枝のようなところから邪悪なものが入り込んで円の形が歪められてしまっている」などと我ながら呆れた説明をしたが、それ以上突っ込まれることはなかった。
このような説明を冷や汗を掻きながら10頁も続けたのは、苦行以外の何ものでもなかった。

やっと検査が終了した。。。


後日研修医から、数値は忘れたが、IQが100はあったことが伝えられた。
ロールシャッハテストについては、「測定不能」となったのか「性格異常」とされたのかは知らないが、結局何も結果は伝えられなかった。
(以前の記事を一部改変して再掲)
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posted by いわし雲 at 18:02 Comment(0) | TrackBack(0) | 生活・その他 | 更新情報をチェックする
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