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2017年04月22日

図書館についての雑感

以前の記事で図書館のことを書いたことがあるので、私のことを、よく図書館に通う真面目な人間だと思う人がいるかも知れないが、実はそれほど図書館を利用している訳ではないし、真面目な人間という訳でもない。

若い頃は、例えば紀伊国屋に行って立ち読みをして、買うかどうか迷ったら、その本を買うようにしていた。
その時の自分にその本が有益かどうかは分からないが、買わなければ下手をすると一生読まないかもしれないし、買えば、かなりの確率でその日の晩から読むことになり、その方が良いと思ったからだ。
『福翁自伝』などもこのような経緯で購入しており、結果的に良かったと思っている。

しかし、問題点もあった。
購入のための費用が嵩むのと、社会人になって当時流行のスライド式の本棚を購入したが、すぐに一杯になり、その後に購入した本は整理されずに積み重ねられている状態になってしまったことだ。
これでは、後から本を探すのが難しい。

ちなみに、今でも単行本や文庫本を買う時に書店がブックカバーを付けてくれるのかどうか知らないが、付けてくれるのなら、背表紙に自分で書いた本のタイトルが読めるような薄い色のものが良いですね。

以前、そんな状態で過去に買った本を探していた時、別の同じ本を2冊見つけたことがある。
過去の自分の名誉のために言うと、これは前に購入したことを忘れて、再購入したということではない。
後で再び読みたくなったが、探しても見つからないので、止む無く再購入したのだった。

それほどの熱意を持って本に拘るのは好ましいことのようにも思うが、半面、普通にジャンル別とか、購入日順に置いておけばそんなことにはならないのに、アホじゃないかと我ながら思う。

最近では余り本を買うことはなく、余程直ぐに手に入れたい本以外は、暫く放って置くことにしている。
話題の新刊書を直ぐに読むこともなく、半年~1年くらいして、読みたくなったら中古本を買うか、図書館で借りることにしている。
著作者には少し申し訳ない気がする。


それでやっと本題に入ります。
つまらない記事を、ここまで辛抱強く読んでくださった方に感謝します。
年代ごとに書いてみます。

図書館に行き始めたのは、事実上、中学3年生の頃からだ。
夏休みの部活の県大会予選が終わったら退部となり、時間もできた。

この頃から、中学校では高校受験モードになる訳だが、自分の今までの習慣が急に変わって、勉強に打ち込むということにはならなかった。
ただ、親からは、『家では私立高校に通わせる余裕はないので、公立高校に入学できなかったら、一浪までは認めるが、そうでなければ就職しろ』と珍しくきついことを言われていた。
自分でもそのことは感じていてやむを得ないと思っていたが、特別に何か才能があったり、手先が器用で熟練工になれそうな訳でもなく、プレッシャーにはなった。
大体、中学を出て直ぐに働くのは嫌だった。

高校に合格した時には両親はとても喜んでくれた。
しかし、その期待がその後重荷と感じたことも多かった。

また脱線してしましたが、中学当時、友だちと数人で図書館に勉強に行ったことがある。
当時は、エアコンも今のようにコンパクトではなく、工事も大変だったので、資産家の友だちの家でも、すべての部屋にエアコンがあるという家は殆どなく、涼みに行くには図書館は好都合だった。
親も、勉強に行くということであれば、反対しにくい。

こちらは、勉強というよりも、友だちと街中に遊びに行けるという楽しみの方が大きかった。
3~4人で出掛けた訳だが、小・中学生、高校生と自習室が分かれていたと思う。
大学生・社会人は、多分、一般の閲覧室で資料作成などをしていた。

意外に多くの他校の中学生が来ていて面食らった。
みんな私たちと同じように本とノートを拡げているが、結構話し声が多かった。
私たちも、最初の5分くらいは大人しくしていたが、直ぐに雑談となった。

各グループがそれぞれ雑談をしており、勉強している生徒は殆ど見られなかった。
時々、あちこちで話が盛り上がって、部屋全体がとても騒がしくなる。
図書館の職員が堪りかねて、40分置きくらいに『静かにしなさい』と注意に来るが、5分もすれば再び騒がしくなる。
今から思えば、『お前ら、何しに来たんだ。静かにできないのならとっとと帰れ!』と言いたかったんではないかと思う。。。


高校生になると、学校近くの別の図書館に時々行くようになった。
うちの高校は少し変わっていたのか、定期試験の前に授業の範囲が終わっていると、自習の時間が増えるだけでなく、クラス単位で例えば午前中で授業を打ち切って帰宅させることも多かった。
街中を歩いていると、補導員に『あなた何しているの?どこの学校?』などと呼び止められた生徒もいたらしい。

そんな時、友人と時々図書館に行った。
平日の昼間なので、当時は来館者も少なかった。
10数人が座る長机に1~2人で座ると、何となくうれしかった。
今まで味わったことのない、異次元の世界という感じだ。

例によって、勉強に身は入らず、近くのコーヒー専門の喫茶店に行くことが多かった。
個人経営のこぢんまりとした店で、素人目に見ても商売気はなく、道楽でやっている感じだ。

客は殆どいないが、時々文学作品の評論を行っているグループがいたり、写真好きの初老の男性がいて、自分で撮影した写真パネルをいくつか持ち込んで、『これを店に掲げてくれないか?』などと言っている。
こういう世界もあるんだな、と思った。

相変わらず、だらだらと長くなってすいません。
ここからは、少し恥ずかしい話。

社会人になってからも、たまに図書館に行くことがあった。
勉強よりも本を借りに行くのが主体だ。
一度、「プラトン」や「人生如何に生きるべきか」などという堅苦しい本を数冊借りたことがある。

私は当時から、周りに迷惑を掛けず、短時間に手続きを済ますことを旨としていたので、借りたい本と図書の貸し出しカードを事前に出して手続きを待っていたが、どうも若い女性職員の態度がおかしい。
『図書の貸出カードをお願いします』と言う。
『??。そこに出しています』と言ったが、
数秒の沈黙の後、『これはビデオショップの会員カードのようですが?』と言われ、恥ずかしい思いをした。

当時はVHSのレンタルビデオショップが全盛で、チャールトン・ヘストンのモーセの『十戒』の上・下巻などを借りたこともあったが、成人コーナーが充実している店であり、その手のビデオもよく借りていた。
夏目ナナの新作が出たと聞くと、つい足が向いていた。

・教訓・・・カード類は整理しておき、提出する前に今一度確かめよう。


[おまけの図書館とは関係ない同じような話]

かなり前ですが、大きな総合病院を受診したことがある。
外来であったが、多くの検査をしたため半日ほど掛かり、請求額は15,000円を超えた。
会計のカウンターには多くの患者が待っており、それも憂鬱だった。

ふと見ると、最近導入された銀行口座から支払える機械式の精算機があり、誰も並んでいない。
そして、親切そうな女性が傍らにいて、操作法を説明してくれそうだったので、そちらに行った。
『このカードは、普段と逆方向から入れてください』
『暗証番号を入力してください』
と丁寧に教えてくれ、操作も順調に進んでいたが、途中で止まってしまった。

件の女性が言いにくそうに、
『この銀行口座では、残高が不足しているようです』
と言った。

『あ、そう言えば、自動引き落としが先日行われたのかも知れない』
と事実でもない言い訳をしてしまった。

・教訓・・・キャッシュカードの残高は大体頭に入れておこう。

自虐ネタのようでみっともないんですが、記事にすると少し自分の気持ちが楽になるような気がして書いてしまいました。
失礼しました。
posted by いわし雲 at 01:39 Comment(0) | TrackBack(0) | 生活・その他 | 更新情報をチェックする

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